シリーズ諸々のネタバレありです。
これから追いかけようとされる方はご注意を。
12/7(金).深夜。
SNSは真っ二つとなっていた。
ひとつはいよいよ発売されたSwitch用ゲーム『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』について。
シリーズ全キャラ、参戦。やるぞ!
そしてもうひとつは「アベンジャーズ4」こと『Avengers: Endgame』の予告がサプライズで公開されたことについて。
Marvel Studios' Avengers - Official Trailer - YouTube
思えばどちらも歴史あるオールスターバトル。
作品の垣根を超え、参戦人数は過去最高クラス。
乱暴に言ってしまえば遠い親戚のような両者。
それを受けてネットの海はさながら総合を超えた異種格闘技戦の様相を呈していた。
数年に数回、どころか前代未聞の祭りの幕が上がったことは明白だ。
スマブラのことも語りたいが、ここは映画ブログ(一応)
ひとまず今回はアメリカ主催の喧嘩祭りについて語りたいと思う。
【宇宙】
前作直後。
最大。最高。最強。最悪。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』感想。ネタバレあり。 - 高速回転する方舟の片隅で。
宇宙の最果て「惑星タイタン」に取り残された「トニー・スターク」は
サノスに隕石を落とされるアルマゲドンパンチでもかろうじて全壊はしていなかった宇宙船に乗り込んでいる。
しかし状況は絶体絶命を超えた最悪もいいところ。
水と食料は4日前に尽き、明日には酸素もなくなる。
毎度おなじみ曇り社長。
覚悟を決め、愛しの「ペッパー」に遺言を遺すトニー。
そんな悲劇は社長だけじゃない。
地球も…というか全宇宙同様だった。
前作ラストにて「インフィニティストーン」を収集し、指パッチンこと「The Decimation」を達成したサノス。
それは全宇宙の生命が半分になったことを意味する。
自分たちの力が及ばなかったこと。
それで友人、仲間、家族が消えてしまったこと。
生き残った「スティーブ」「ナターシャ」は戸惑いを隠せない。
しかし彼らはわかっていた。
こんな状況でも、だからこそ「やるしかない」ことを。
それはおそらく「ソー」もだろう。
思えば彼は『マイティ・ソー/ラグナロク』から不運の連鎖に巻き込まれている。
強大兄弟と破壊獣と死神と。銀河最大のサプライズパーティ。『マイティ・ソー バトルロイヤル』最速レビュー。ネタバレあり。 - 高速回転する方舟の片隅で。
両親が死に、姉に殺されかけ、弟は殺され、国民は全滅。出会った仲間達も半数以上が消えてしまう。
しかし彼らはまだ諦めてはいない。
それでも残された仲間がいるはずだ、と。
【日本】
路上でヤクザをシバいていた漢。
彼の名は「クリント・バートン」
通称"ホークアイ"と呼ばれるヒーロー…のはずだった。
しかし彼の手に握られていたのは代名詞ともいえる「弓矢」ではなかった。
代わりに物騒極まりない刃物。
そしてそれ以上に鋭い眼差し。
そこには穏やかに後輩を諭すあらゆる意味での「アベンジャーズ内の常識人」はいなかった。
しかしこの状況なら心強いのは確かだった。
【アベンジャーズ本部】
それを受けたスティーブ。
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』当時のスーツに身を包む。
亡き「ペギー・カーター」の首飾りも身につけ
気合いは十分入った。
しかし残されたヒーローはごく僅か。
数は問題じゃないとはいえ
どうにも弱気になってしまうのは確か。
そんな心細さをブチ破ったのは一人の漢の声。
「ねえ、誰かいる?」
「何年か前、空港で会ったよな?」
「超デカくなってさ」
全てがなくなったかに思えた。
それでも。
「希望」だけはまだ、残っていた。
2分少々と短めの映像ながら
興奮を禁じ得ない要素の数々が見てとれる。
「社長また病んじゃうな…」
「お、スティーブ髭剃ったんか!」
驚きはあったが、これらは予想できていた。
なによりサプライズだったのは「クリント」の再登場。
前作にて欠席だった彼が登場するのは薄々気づいていたが
トンデモジャパンの路上で刃物を振るう彼はまるで別人。
その相手が「真田広之」というだけでも衝撃なのに
彼の目には今までにない光が宿っている。
おそらく『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で登場した彼の家族は指パッチンで消え去ってしまった。
それで行き場のない怒りや哀しみを自警活動で発散しているんだろう。なぜか日本で!!
もう彼は「ホークアイ」ではない。
原作にも登場した「ローニン」というヒーローになっているはずだ。
そしてもう1人のIW欠席者。
「スコット・ラング」
社長は宇宙を漂流、スティーブは友人や仲間を失い
その他の面々も哀しみに明け暮れているというのに
それを吹き飛ばすような明るさ。
さすがに元嫁の旦那とすら親友になる漢は違う。
経歴だけで負い目を感じがちな昨今。
考えれば彼は「無職」「40代」「バツイチ」「国際的前科者」という役満気味な経歴がある。
過去にはそれでサーティワンのバイトすらクビになっている。
そんな漢が切り札のごとく登場してくる。
おそらくMCUの前作『アントマン&ワスプ』エンドクレジットシーンにて触れられていた「時空の狭間」を発見するのだろうが
そんな大荷物を引っ提げてきた彼に「泣かずにいられるか!!」というもの。
飲み会などではしばしば当日の参加者よりも欠席者の話題で盛り上がることも多い。
それは果たして「アベンジャーズ」でも例外ではないようだ。
唯一の妻帯者、そして妻帯者(元)の倍返しに今から震えざるを得ない。
最初の情報解禁ということもあってか
「予告」よりは長めの「特報」に近いが
前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の際には初っ端から割といろいろと流しかけてただけにこれはある意味で嬉しい誤算。
本編で気になる点はそれこそ多々あるが
一番の注目は最近次々とドラマが打ち切られている『ディフェンダーズ』勢の扱いだ。
最強の「路地裏の守護者」達。
欲を言えば『エージェント・オブ・シールド』の面々も出してほしいところ。
…というか「パニッシャー」と「ゴーストライダー」を大画面で観たいだけ、とも言えるが!!
さっさと参戦させろ!!
そしてサノスをシバき倒せ!!
まぁとにもかくにも。
累計11年、シリーズ21作目の超大作。
『Avengers: Endgame』
4/26.日米同時公開。震えて待て!
余談。
ずっとひた隠しにされてきたタイトルの件。
「ネタバレになりかねない」とのことだったが
意外にも普遍的で肩透かしを食らった気分は否めない。
ファンの間では大喜利めいた予想合戦も行われていた。
その中で当てている者もいたらしい。
個人的な予想は前作記事にて書かせてもらったが
最大。最高。最強。最悪。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』感想。ネタバレあり。 - 高速回転する方舟の片隅で。
未だに発表されないタイトルだが
個人的予想は
『Avengers Assemble』
だと思う。
初期メンの卒業作だし「アベンジャーズ」を代表する名台詞を重ねてくれるはずだ。
「ネタバレになるから公表できない」のも頷ける。
まぁ当たったときにはちょっと褒めてくれ!!
正直この線はまだ捨てきれていない。
きっとこれは仮のタイトルで
エンドロール直前に
『Avengers Assemble』
と出るんだろう。
なぁ!そうだよな?!
MARVEL!!?
…とも思っていたが「endgame」の意味を調べてみると
1.最終段階、終盤、大詰め、寄せ
2.チェス用語、駒が数個しか残っていない終盤戦のこと
ぴったりだなぁ!!さすがだ!
MARVEL様!!!
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