まさに極彩色の世界観!!!
本作は【DCコミックス】の実写化シリーズである《DCEU》の三作目…という面倒な話は置いておいて!!!
まずは予告を見ていただきたい。
めっちゃ面白そうだよなぁ!!?
先ほどのポスター!この予告編!
そして悪党がチームを組む!!というワクワク感!!
しかも監督はデヴィッドエアー!!
このアメコミブームの中失敗はないな!!と全世界のDCファンを天高く期待させた本作。
まぁ興行成績的にはおおよその期待通り天高く大成功したのだが
ファンの失望はマリアナ海溝よりも深いのであった。
あらすじ。
超人の対抗策を案じるメンバー。
対処できるのアンタたち!!!
と死んだ目で語り出す長官。
じゃあどうしろってんだ!と質問に質問で返すその他、お偉いさん方。
待ってました!とばかりに『スーサイドスクワッド』計画を嬉々としてプレゼンする。
最悪死んでも誰も悲しまないし!!
あ、首に爆弾埋め込むから言うことも聞くよ!!!
という自由の国でも許されるかどうかギリギリの“毒をもって毒を制す“発言をカマすのであった。
同僚からしたら果てしなく迷惑だが!!!
政府としてはなかなか首を縦に降るわけにはいかない中、
エンチャントレスという6000年生きる魔女が癇癪を起こし大暴走する。
謎パワーで首都は全滅だ!!!
そこでもう話し合いの余地はなくなり個性的にも程がある終身刑10回レベルの囚人達による《スーサイドスクワッド(自殺部隊)》が結成される!!!
果たしてエンチャントレスの暴走は止められるのか?!
そして個性豊かすぎる悪人たちは手を組めるのか?!!
というか一番の悪は長官じゃないのか?!
という観客の思いをのせクライマックスまでノンストップ!!!!
…とこんな感じ。
まぁ、アメコミバブルのこの時代。
いかにリアリティがあるか、他の作品とのリンクはどうなのか、原作の再現性は、などなどハードルが勝手に天空へと舞い上がっていってしまう製作者からしたら困った題材ではある。
しかしそれらを一切無視し、独自の闇鍋ともいえるDCの世界観を構築したのは賞賛する他ない!!!
高尚な映画が見たいならアカデミー賞獲ったやつでも見てろ!!と言いたげな!!
むしろ本作は午後ローに近い。
金のかかり具合は段違いだが!!!
ノリとテンションは同じだ!!
それを踏まえた上で《自殺部隊》のご紹介!!
ちゃんとした解説が読みたい人はwikiに行こう!!
《デッドショット》
銃火器を手足の如く扱い投獄前は裏社会では知らない者はいない一流殺し屋。
一方で一人娘を溺愛する家族想いな面もある。
まぁ別れた女房はボロクソに貶すが!!
スマホの礼儀正しすぎる使い方は必見だ!
《ハーレイクイン》
無駄に高い身体能力とエロすぎる存在感でチームを支えるムードメーカー。
ちなみに酷評されがちな本作の中でもズバ抜けた好評を博すキャラ造形!
女性受けが暴力的なのも頷ける!!!
《キラークロック》
ワニ男。見た目で迫害された悲しい過去をもつ。しかし強情なナルシスト。
パワー担当。
"歩く火炎放射器"
《ディアブロ》
悪人すらドン引きの過去があるがそれを悔やみ暴力に消極的。
しかし本気出すとハンパではなく強い!
終盤で漢を上げまくる!!!
“悪魔“の異名は伊達じゃない!!
《スリップノット》
壁を歩ける。
埋め込まれた爆弾が本物、と示す為のキャラ。まさに使い捨て。合掌。
"金八先生"
《リック大佐》
〈スーサイドスクワッド〉を率いる陸軍大佐。悪人面々に頭を悩ませる。作中の良心。
《カタナ》
リックの護衛。日本人。
魂を喰らう日本刀を振るう。
カタコトの日本語はもはや名物だ!!!
《エンチャントレス》
6313歳。リック大佐の彼女に取り憑いた。さすがの大味な強さ。一応のラスボス。
《アマンダ高官》
全てを取り仕切る“諸悪の根源“。
ぶっちゃけ一番の悪人。
徹底しすぎる秘密主義。
そして…
《ジョーカー》
狂いも狂った究極の犯罪帝王。
正体不明であり頭脳明晰。得もしれぬ恐怖と混沌の権化。
何度目かの実写化であるが今までとは別ベクトルの狂気。
エンカウントしたら即死レベルの歩く百徳ナイフ。
〈自殺部隊〉には加わらないが愛しのハーレイが困ったときに助けにくる。
その愛情すら"MAD"。
このメンバーが協力したり反目したり
命の価値がゼロな雑魚を殲滅したりする!!!
そりゃ面白くならないわけないじゃないの!!!
例え緊迫感が皆無でボタンを連打してるだけのクソゲーをプレイしてるような感覚に襲われたりしたとしてもだ!!!!
そこも含めの午後ロー感!!!!
当然熱くなれるシーンも満載だ!!
作中で雑魚どもの数が多すぎて追い詰められる〈自殺部隊〉。
そんな中とりあえず着いてきただけな《ディアブロ》に業を煮やした《デッドショット》。
黒人特有の息もつかせぬお喋りで《ディアブロ》の士気をうなぎ上りにアゲていく!!!
景気が良いったらありゃしない!!
素晴らしい!!!
その後も
なかなか反りが合わずさらには《アマンダ》に利用されてることに腹を立てたメンバー。
六本木にありそうな小洒落たバーにしけこみ、
そこでお互いの過去などを話し合う。
居酒屋でよく見かける風景。
「俺らマジでキャラ濃いよな!!」というレールの上でしかない会話。
そこで杯を酌み交わし仲良くなる!!
全世界共通なんだな!!!酒の良さ!!
さらには《ハーレイ》と《ジョーカー》のこれ以上ないノリノリっぷり!!
楽しそうなドライブデート!!!
246号線でたまに見かけるなぁ!!!
1人でも人生楽しむジョーカー!!
一生で一度もこんな場面に遭遇したくない!!
などなど!!
確かにMARVELに比べれば整合性、シリアスと笑いのバランス、など酷評されてしまいがちかもしれない。
予告編にあった音楽のセンスの良さは本編では『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に遠く及ばず
悪党のはっちゃけっぷりは『デッドプール』に敵わず
と散々だが
これはこれで悪党どもの不器用さが現れてて良いじゃないか!!
と胸を張ってオススメしたい!!!
事実、女子大生には人気のようだし!!!
ここからさらに幅広い客層にアメコミが浸透すれば幸いだと思う。
例え今後の《DCEU》が完全に暗中模索だとしても!!!!!
観客の意見に耳を傾けすぎるのもどうなのか!!
DC!!!!
頑張れ!!!!
ちなみに本作は字幕ではもちろん、吹き替えだと面白さが倍増するぞ!!
そこも含めた午後ロー感!!
好きだ!!!
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