大体ヤンキーちっくな人は100%好きな怪物カーアクションシリーズ。
回を増すごとにキャラが大集合、アクションも増し増しになり数年に一度の大規模同窓会の体を保っている化け物映画。
そして2015年に公開した本作。
製作中には紆余曲折なトラブルもありながらも蓋を開けてみれば世界歴代興行収入ランキング6位の快挙!!
他のブログやtwitterでも散々語られている通りの大傑作である。
シリーズ一の色男、ハンの葬式。
ロック様の80年代スタイル戴冠式。
そしてポールウォーカーの卒業式。
様々な感情が入り乱れ、笑って泣いての大騒ぎ。
文句もつけようもないのだが個人的な大きな見所は一つ。
ステイサムの入学式だ!!
あのステイサムがワイスピに参戦する。
ニュースを聞いたときは「マジか?!」という気持ちと「ようやくか!!」という気持ちがないまぜになったのをよく覚えている。
何故今更…と一瞬思ってしまうがシリーズを重ねた今だからこそ招かれるということに意義があったのであった。
あらすじ。
いつものようにアウトローなファミリーが世界を救う。敵はステイサム。
以上だ!!
しかし声を大にして言いたいのは
この映画はステイサム主演映画でもある!!!ということ。
本作には大体の主演映画に当てはまる"ステイサムあるある"が豊富に散りばめられているのであった。
ひとつひとつ見ていこうと思う。
純粋な感想や解説が見たい人は今すぐ回れ右だ!!!
①腕っ節が強すぎる。
例:トランスポーター、アドレナリン…っていうかほぼ全ての映画じゃねぇか?!
本作、当然のように強い。
序盤からシリーズ一のパワーファイター〈"徹底した現場至上主義"ホブス捜査官〉とのタイマンを決行する。
"力"のホブスに対しステイサムは"技"。
多少苦戦はするものの爆弾で躊躇なくFBI本部ごと爆破し見事に戦闘不能にするのであった。
②銃火器を手足の如く扱う。
例:同じくほぼ全てだ! というか銃火器使わないステイサムを探す方が難しい!
今回もグレネードやらスナイパーライフルやら手榴弾、果ては鉄パイプまで。
共に生まれてきたかのような扱いっぷり。
問答無用の説得力だ!!!
③運転技術が神懸かり的。
例:トランスポーター、デスレース etc...
ステイサムの出世作は言わずと知れた『トランスポーター』。裏社会の運び屋をピタリと演じていた。
カーアクションシリーズに電撃参戦も頷ける。
今作では中盤に『デスレース』か『マッドマックス』か、というカスタムカーで乱入してくる。
当然泡食らうファミリー。
恐怖の権化と言っても過言ではない!!
そもそもプライベートでも父親の手伝いで子供の頃から普通に運転していたらしい。
免許取得試験に自分で車を運転していくというリアルイニDのような武勇伝を持つ。さすがだ!!!
(ちなみに試験は落ち、そのまま運転して帰ったらしいぞ!!)
④小粋なブリティッシュジョーク。
例:もう全部だ!例題あげるのやめよう!
イギリスの下町生まれということもありエッジの効いたジョークをかますのがステイサムの味の一つ。
今回は敵役ということもあり笑いの要素は控えめだがそれでもカマしてくれた!!
ちなみにこの場面はドミニクと車でアクセル全開で正面衝突した直後だ!!
それもノーシートベルトで!!!
不死身だよなぁ!!?!
⑤孤高な一匹狼。
大概ステイサムはつるまない。
仲良くなるのは過去に傷を抱えた美人かスタローンのみ!!
本作では相手が散々死線を潜り抜けてきた"ファミリー"だと言うのにステイサムは独り!!
メリーさんの100倍怖い死の電話。
⑥物騒極まりない経歴。
ステイサムを知らない人からすれば「どれも同じでしょ?」と言われかれないが一応作品ごとに経歴は違うと声を大にして言いたい。
裏社会の運び屋。元レーサー。暴力刑事。裏社会最強の用心棒。元麻薬取締官。銀行強盗。元軍人。スパイ。殺し屋。元殺し屋。etc...
挙げてみたらほぼ一緒じゃねぇか!
まぁあれだ、おそ松さんのようなものだ!!
今作のステイサムもそれに準じている。
しかし一味違うのは
元イギリス軍特殊部隊出身で秘密諜報部にも在籍。しかし強すぎるために存在を抹消された。
という特盛りの牛丼に牛皿をブチ撒けたような素晴らしすぎる経歴。
いつものステイサムの"ロイヤルストレートフラッシュ"だった。
納得するしかない一言。
⑦開始数分で親しい人間に悲劇。
ステイサムはアンチヒーロー。
その為に復讐パターンがやたら多いのだが(大好物)、引き換えにとにかく身の回りの人間がすぐ死ぬ。
大体愛する家族か彼女だ!!
本作では開始直後に弟がやられている。
まぁこの弟は前作の敵だったわけですが。
ファミリーにやられ植物状態に。
今までいつも弟の仇はお兄ちゃんの俺が討ってきたよな、と。
なかなか家族想いだな…と思うのも束の間!!
もう既にいろいろと十二分にカタをつけているのであった。
劇場で何度も観たが満場一致で大爆笑だった!
これはシリーズ製作者からステイサムに対する最高級の敬意だろう。
頭から離れない最高の“事故“ならぬ“事後“だ。
⑧神出鬼没。隠れない。
とにかくステイサムは狙われる。
まぁ逆恨みやらも多いわけですが。
それでもステイサムは隠れない。
漢なら堂々としてろ!と言わんばかりに!
それどころかむしろ積極的に敵の前に現れる!!主に殺しに!!!
もはやホラー映画だ!!
そういえば本作の監督は《SAW》シリーズで有名なジェームズワン。
なるほど!納得だ!!!!
カッコよすぎだよなぁ!!?
⑨最後はタイマン。
これは全ての熱い映画に当てはまるがやはりラストは一対一が基本。
今作では《ビッグダディ》ことドミニクと一騎打ちするんですが。
作中何度も啀み合いお互いに殺す気満々だったがようやく邪魔もなく対面する。
そして…
ある種憧れる漢の境地!!
俺のパソコンの壁紙でもある!!
…とまぁここまでステイサムの素晴らしさをお伝えしてきたわけですが。
もちろんメインキャラもおざなりにはされてない。
有言だろうが不言だろうがとにかく実行するビッグダディ。
今作は脊髄反射クラスで色んなことを即決していくぞ!!痺れる!!
キャストのポールウォーカーは映画製作中に亡くなってしまったわけで。
もう出演シーン全てが涙腺に直結する!!
暴力的なまでの号泣必至だ!!
序盤でステイサムにしてやられるも
終盤では八面六臂の大活躍!!!!
筋肉に任せた電撃退院&コマンドーのような一人騎兵隊っぷり。
もはや魔王の如き働き。歩く暴力とはこのこと!!!
その他レギュラーキャラたちも今までのシリーズ同様、能力&個性大爆発で暴れ回る!!!
意味はよくわからんが勢いはある!!
夢で見たら悪夢認定間違いなしだ!!
そしてラストは…
ポールとのお別れ。
あの花ではピクリともしなかった俺の涙腺が崩壊した瞬間だ!!
卑怯すぎる!!!!
とにかく若い人には是非是非見て欲しい本作。
この手のアクション映画が評価されるのはひたすら嬉しい。
絆とアクションとステイサムに酔いしれよう!!
↓ どうかしてる予告編!!
来月公開の次回作にも期待が高まる!!
何気なく見てたらどうやらステイサムが味方に!?
マジかよ??!!!
ハンが浮かばれない!!!
感情が揺さぶられないtwitter ↓