夢にも程がある対決!!
決着つくのか?!これ!!
映画とはフィクションである。 まぁ当然だが。
専門家じゃないので詳しくは知らんが「やつし」という一種のテクニックがある。
「一見みすぼらしく見えるが実は…!」というアレだ。
穏やかそうなおじいさんの正体が…な水戸黄門。
肉体の圧倒的なハンデを物ともせず大男を少年が倒す少年漫画。
とにかく日本人はこの手の描写に弱い気がする。
ご多分に漏れず俺も大好きなのだが
特に映画での「とある描写」に弱い。
それは「引退>>>超えられない壁>>>現役」というものだ。
普通に考えれば余程のことがない限り、引退勢がビシビシ現場で凌ぎを削っている現役勢に勝てるわけはない。
しかしその余程のことがとにかく起こるのがフィクションというもの。
「一昔前の先輩達はマジでヤバかったぞ…」とはどこに行っても耳にするフレーズだが
それは映画の世界でも例外ではない。
アクションとの親和性も高いのか古今東西、様々な漢がそのテーマの元に大暴れしてきた。
今回はそんな俺の心の胸ぐらを掴んで離さない一例をご紹介させていただこう。
もはや個人的まとめだが気にしないでくれ!
《ジョン・ランボー》
『ランボー』シリーズより。
史上最強のベトナム帰還兵。
社会派ドラマだった1作目の雰囲気はどこへやら。
2作目以降はひたすらにキリングマシーンに徹する永遠の「男の教科書」
ベトナムゲリラ部隊、旧ソビエトの一個師団、ミャンマー軍相手に単騎で圧勝する。
人間ではないなにか。武神。
《ケイシー・ライバック》
『沈黙の戦艦』シリーズより。
最強のコック。
引退してのびのびと料理長をしているが、その強さは健在。
世界を脅かすテロリスト共が名前を聞いただけで震え上がる「歩く死亡フラグ」
ラスボスですらノーダメージ&情け無用にボロ雑巾のごとくしばき倒す様は圧巻の一言。
もはや形式美。人というよりは災害に近い。
《ジョン・ウィック》
『ジョン・ウィック』シリーズより。
『ジョン・ウィック』バレあり感想!中二魂持ってるなら見ずに死ねない!!! - 高速回転する方舟の片隅で。
元伝説の殺し屋。
妻を亡くし、贈り物である犬と静かに暮らしていた。
しかしとある事件を皮切りに再び覚醒する。
「鉛筆一本で3人殺した」という武勇伝を持つ。
それも納得の無双っぷり。
「ガン・フー」という近接格闘術と射撃術を組み合わせた俺ジナルなスタイルを持つ。
その無駄のなさはまさにプロフェッショナル。
《デッカード・ショウ》
『ワイルド・スピード』シリーズより。
『〜SKY MISSION』から本格参戦。
『ワイルド・スピード SKY MISSION』感想なのか?これは!バレ増し増し。 - 高速回転する方舟の片隅で。
過去に英国の極秘特殊部隊に所属。
しかしあまりにも強すぎたために存在を抹消された。
「影(シャドウ)」の異名を持つ。
最強のファミリーにやられた弟の敵討ちに乗り出し
世界を股にかける一味相手にたった1人で互角以上に渡り合う漢の中の漢。
ステイサムのパブリックイメージの集大成ともいえる。
世界各地で神出鬼没にファミリーを殺しに現れる様はもはやホラーモンスターさながら。
銃火器を手足の如く扱い、運転技能もピカイチ。
総合戦闘力はシリーズの中でも頭ひとつ抜けている。
まさしく「歩く大量破壊兵器」
《チャ・テシク》
『アジョシ』より。
元特殊部隊出身の質屋さん。
孤独に暮らしていたが隣の少女と仲良くなる。
…が、その子が攫われてしまい静かな怒りと共に復職。
優男風のパーマヘアをバリカンで刈り込むシーンは鳥肌もの。
目にも止まらぬ速さによるナイフ捌きで相手を膾切りにする。韓国、マジでヤバい。
《ジョン・メイトリクス》
『コマンドー』より。
説明不要の軍神。
その寵愛している娘が拉致されてしまう。
当然、逆鱗に触れ最終的には74人を殺戮する魔王すぎる漢。
名言を吐きまくるお茶目な一面も。
もはや語り尽くせないほどの文化。
…などなど。
もうとにかくこの手の映画が好きすぎて貪るように見漁っているわけだが、ふと気がつく共通点がある。
「CIA無能説」
アメリカでは不祥事が多いのか嫌われてるのか知らんが、アクション映画で黒幕だったり悪いことしてるのは大概CIAだ。
しかしそんな中、ひとつの暗黙の了解もあった。
「CIAのアウトサイダーはマジでヤバい」
『ボーン』シリーズより。
記憶を失い長いこと自分探しの旅をしている漢。
休まる暇のない日々の中で自らの過去を求め続ける。
しかし記憶は無くとも身体に染みついた特殊技能は衰え知らず。
そう、彼はCIAの極秘計画により誕生した究極の戦闘兵器だった。
多種多様なスキルはもちろん、無駄を一切省く徹底さ。
逃げながらも相手を追い詰める圧倒的鬼ごっこスキルも持つ。
彼の前では後手に回るしかない。恐ろしき有能。
《ブライアン・ミルズ》
『96時間』シリーズより。
元CIA特殊工作員。
しかし仕事にかまけすぎて家族とは疎遠に。
それでも不器用ながら一人娘と接する。
が…その娘が人身売買組織に拉致されたことで現場に恐怖のカムバック。
鬼神の如き強さと情け容赦のなさ、さらには運すら味方につけ数少ない手掛かりから国際的組織をたった1人で壊滅させる。
「必要ならエッフェル塔でもぶっ潰す!」
《ロバート・マッコール》
『イコライザー』より。
昼はホームセンターで働き、夜は物静かなダイニングバーで読書をする優しき漢。
しかしそんな彼には必殺すぎる一面があった。
暴力を厭わないクズにも一度だけチャンスを与える優しさを持つが、改心の余地がなければ徹底的にブチのめす。
戦闘描写こそ少ないが事後は大概恐ろしいことになっているため無双しまくっていることが嫌でも伝わってくる。恐怖の仕事人。
《マイク・ハウエル》
『エージェント・ウルトラ』より。
ハッパを好む2つの意味で草食系なコンビニ店員。
居住区の外に出られないほどの引きこもり体質でもある。
しかしその実、CIAの洗脳計画「MKウルトラ」の被験者だった。
記憶を失くしていたが、とある日「合言葉」によって再起動。
スプーンとヌードルで追手を始末する。
手榴弾を投げ返す。
フライパンを投げ、跳弾で死角の相手を撃ち抜く。
などなど、とにかくやりたい放題な強さ。
CIA曰く「最強の被験体」
右から
《フランク・モーゼズ》
《ジョー・マシスン》
《マーヴィン・ボッグス》
『RED』シリーズより。
引退後、のんびりと暮らしていたフランク。
そんなある日の早朝。
特殊部隊員によって家を蜂の巣にされる壮絶な寝起きドッキリをかまされる。
しかし5秒ほどでなんなく全員始末。
その後現役時代の仲間であるジョーとマーヴィンを引き連れ、再び現場に舞い戻る。
長い現場経験によって培われたスキルと衰え知らずの戦闘力でどんな困難でもあっさり切り抜ける。
醸し出し続けている圧倒的な余裕オーラに違わぬ無敵っぷり。
…といったところだ。全く素晴らしい!!
最近の映画では複数のキャラを共演させるユニバース方式が流行ってきているのは以下の通り。
現在、洋画界と海外ドラマ界を取り巻く恐るべきドル箱!!!マルチバースとは!? - 高速回転する方舟の片隅で。
が、もしもこいつらが共演したら。
そんなRCU(Retired CIA's Universe)が実現したら。
嬉しくて死ねる自信がある。
普段は皆穏やかでのんびり雑談でもしてそうだが
いざ何者かに狙われたら数秒で話が終わりかねない。
…まぁ危機管理能力がそれぞれズバ抜けすぎていてなんてことなく窮地を脱しそうではある。
そもそもこいつらをまとめて敵に回して2時間耐えられる組織があるとは思えない。
それこそ地球生命体クラスじゃないと!
映画としては駄作になりかんな!!
それでも劇場に10回は駆け込むが!!
今回なにがなんやらな記事になってしまったが
上記の作品を未見の方がいたらぜひぜひ観ていただきたい。
どれもこれも紛うことなき傑作だ。
観たことある方もこんな妄想をしながら再度観賞してみるのも悪くはないと思う。
やる気の出ない昼下がりにでも!
溶けるほど暇なtwitter↓