シックなポスター。痺れる!!
MCU。
再三当ブログでも取り上げている怪物ヒーロー大河シリーズである。本筋は映画(現在14作!)なのだが
それ以外にもドラマシリーズが跋扈している。
〈Netflix〉による
《ディフェンダーズ》新たなヒーロー達による見応えありな骨太ドラマ。
『デアデビル』
『ルーク・ケイジ』
…とそれぞれ単体でドラマシリーズ化。
その後〈ディフェンダーズ〉として合流という映画と同じ流れ。
画像では二次会終わりみたいなテンションだが猛者揃い。
期待の超傑作である。
そのうちそれぞれ当ブログでも書きます。
好きだし!
さて、それとは別にテレビ局にて放送されているスピンオフドラマが2つある。
1つめ。
『エージェント・オブ・シールド』アベンジャーズに所縁のある特務機関〈S.H.I.E L.D.〉の日常任務を描いたドラマシリーズ。
映画の裏側などを細かく描写する。
現在本国アメリカでは4シーズン目に突入。
なんとあの“悪魔の走り屋”も…!?
そして2つめ。本作。
『エージェント・カーター』知る人ぞ知る《ペギー・カーター》のお話。
Netflix勢はがっつり新たなヒーロー達の話だが『〜シールド』と『〜カーター』は違う。
どちらも主役は映画からのキャラ。
言うなれば世界観を広げるためのファン御用達作品である。
この2つは見なくてもシリーズには一切影響はないが!!
それでも観る価値はある!と断言したい!!
ファン補正かかってるせいかもしれんが!!
まぁMCUの詳しいことはこちらを見ていただくとして→マーベルシネマティックユニバース(MCU)とは? - 高速回転する方舟の片隅で。
前置きが長くなったが!
あらすじと人物紹介。
『キャプテン・アメリカ ファーストアベンジャー』にて。
シリーズ重ねるごとに観返すと評価が上がっていく名作だ!!
観よう!!今こそ!!
〈キャプテン・アメリカ〉こと《スティーブ・ロジャース》といい感じになっていた《ペギー・カーター》。 ラストで切ない結ばれ方を。
しかし映画でも描写されたように愛しの〈スティーブ〉は国を護るために自らの命を懸け、消息を絶ってしまう。
決意した漢の目!
このシーンの会話はもう号泣だ!!
実際は70年ほど氷漬けにされ、後に現代に復活するのだが!
誰もが驚く大ニュース。
しかしこんなこと予想もつかない当時の社会的には死亡扱いされる。
しかし落ち込んでばかりもいられない。
今日も表向きは電話交換手と偽り、秘密警察〈S.S.R〉に出勤するのであった。
キャリアウーマンペギー。
この〈S.S.R〉という組織。
映画でちょくちょく出てきたエンドロール後の御用達組織〈S.H.I.E.L.D.〉の前身組織である。
しかしそこは完全なる男社会。
戦後という時勢もあり、女性であるペギーは不遇な扱いを受けてしまう。任される仕事といえばランチの注文、ファイリングくらい。
しかし!
そんな社会の荒波を鉄のような信念と熱き魂で泳ぎきる!!
そんな折、“古い友人”から頼みごとをされる。
しかしそれはあまりにも厄介すぎるインポッシブルなミッションであった…
一旦、人物紹介。
《ペギー・カーター》
本作の主人公。
〈キャプテン・アメリカ〉の恋人であり優秀なエージェント。
男社会でも決して諦めることのないヒーロー。
男顔負けの戦闘能力と機転が売り。
《ハワード・スターク》
ご存知〈トニー・スターク〉のパパ。
やはりというかなんというか〈スターク〉であることを痛感できる。
女好きで口が達者。
そして天才発明家にしてトラブルメーカー。
まさにこの父にしてあの子あり。
天才なのか阿呆なのか。
ペギー曰く、“両方”とのこと。
〈スターク家〉に仕える優秀な執事。
名前でお察しの通り〈トニー・スターク〉の人工知能執事〈J.A.R.V.I.S.〉のモデルとなったお方。
演じている俳優も日本版声優も違う人だがやはりというかさすがとべきか〈J.A.R.V.I.S〉っぽい。かなり。
本作では〈カーター〉のサポート役。
優秀ではあるが茶目っ気がある。
ミッションと家庭を両方させる凄い人。
何気にファン多そう。
上記での“古い友人”というのは〈ハワード〉。やっぱり。
彼が国際指名手配犯になってしまい〈ペギー〉が在籍する〈S.S.R〉に追われるハメになってしまう。
しかしご存知の通り〈スターク〉はとにかく兵器とトラブルを創り出すことにかけては一流だが踏み越えてはならない一線はわかってる…はず。
彼を信じた〈ペギー〉は執事〈ジャービス〉をお供に秘密警察と国際指名手配犯との二重スパイを決行する! やるわ!!
…というもの。
さすがにスピンオフらしく映画とのニヤけるリンクが多々ある。
そもそも主人公勢がキャップと社長の近親者。
劇中では〈キャプテン・アメリカ〉は不屈のヒーローとしてラジオドラマ化されてるし
〈ハワード〉はほとんど〈トニー〉と瓜ふたつ。
〈ジャービス〉に至っては〈J.A.R.V.I.S〉のモデルと納得するしかない存在感。
これだけでも映画のファンは観る価値がある!!
しかし特筆すべきは本作ならではの世界観。
とにかく本作では映画のような特殊能力を持った超人は出てこない。
ド派手なアクションがあるわけでも
世界規模の悪巧みを考えるヴィランがいるわけでもない。
しかしそこには自らの信念に基づき懸命に世界のために闘うヒーロー達が確かにいる。
脇役達もおざなりにされていない。
〈S.S.R〉職員。
血の気の多い連中だ!!
新たな友人〈アンジー〉。
サバサバした良き女友達。
…などなど。
舞台は男が強い社会情勢。
しかし現在では強い女性が立ち向かうヒーローものが主流。
この相反する、といっても過言ではないふたつの時代の色調が見事に合致し
今のトレンドそのものなヒーロードラマをこれ以上ない形でつくりあげている。
さらにはこの時代ならではの制約、例えばスーパーテクノロジーなんかはほぼ出てこない。
遠く離れたモスクワとタイプライターでやりとりできるのが驚愕されるほどだ。
しかしそれが超人のいない世界観とマッチしていて非常に心地が良い。
さすがの世界観の構成能力だ!!
映画のシリーズファンはもちろん、女性にこそおすすめしたい傑作ドラマ。
シーズン2で打ち切りになってしまったのが非常に悔やまれる。
ちなみに本作観賞後に『シビルウォー』を観ると〈ペギー〉の葬儀がかなり胸に響く!!
このシーンの重み。
不屈の闘志はキチンと受け継がれた!
そりゃあキャップも折れなくなる!!
当初はこの「スピンオフ必要か…?」と思っていたが
必要だった!!!!
そして『アイアンマン2』を観ると厳格なふりしてる〈ハワード〉で笑えてくる!!
後の〈ハワード〉。
散々っぱら遊びまわって落ち着いたおじさん。
似た者親子だよ!!まったく!
とにかく
ニクいな!!MARVEL!!
なドラマ。
ひとシーズン8話というお手軽さなので
ぜひぜひまったりと観賞していただきたい傑作ドラマです。
シーズン1予告↓
海外ドラマ『エージェント・カーター』予告編 - YouTube
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